ミラノ → 帰国

2005年8月13日
ミラノ → 帰国
写真:ミラノの街角

あっと言う間に旅も最終日。
『長かった様な・・・』って言う表現をする事があるけど、今回は本当に短かった。

この日の10:15の『最後の晩餐』の予約をしていたので、9時にホテルをチェックアウトし、そのまま荷物を預かってもらい出発。
トラムに乗ってみたいんだけど、どこから乗れるのか、どこまで行くのかがさっぱり解らず、結局地下鉄で移動。
少し早めに着いたんだけど、既にこの日の鑑賞予約は『TODAY is SOLDOUT』になっていた。良かった、予約しておいて。
いやー、、良かったですよ『最後の晩餐』サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。
何がって言われても困るけど、何か感じるものがあったというか。。
この教会はこの絵がなければ通り過ぎてしまうような小さな教会なんだけど、そこがまた渋いと言うか。
小さな建物の中に広がる大きな空間がすごい。
平面図なのに立体的に見え、奥行きもあり、、とにかくすごい。
少しだけでもこの絵のモチーフになっている場面(新約聖書)を知っていて良かったなと思う。

『最後の晩餐』を後にして、前日のお兄さんとの待ち合わせへ。
お礼が何も無かったので代金に日本のタバコと結局飲めなかった即席みそ汁を手土産にした。
どんなに頼もしく、心強かったかを伝えたかったんだけど、上手く言葉に出来なかった。
そうかと言って今度はツアーでとは思わない。コンダクターさんがいれば遺跡や観光に集中出来るかもしれないけど『不便さ』や『自力』が
旅の醍醐味でしょ、と思っている。

トラムの乗り方と主要な路線を教えてもらいドゥオモ周辺へ向かう。
トラムを降りてガレリア(アーケード)の中のマックカフェでいわゆるフラペチーノを飲んでゆっくりする。私は「カプチーノ」味を頼んだんだけど、先輩が「ラテ」を頼んだ。「ラテ」はミルクの事で、そのままミルクのフラペチーノだった。「カフェラテ」かと思ってたので2人で大笑い。でも美味しかったぁ。
ガレリアの中にあるプラダは営業していたので覗いてみる。先輩の目がキラリとひかり、適当に「他の色もある?」とか「持ってみて良い?」とか聞きながらバックをお買い上げ。決断力の早い先輩です。
その後、ミラノに来てから毎日見てるけど、やっとドゥオモの中に入ってみた。
ここもすごい。。ステンドグラスに映るのは新旧聖書の場面。
ステンドグラスを通して光が床に影を落とす。

聖堂の中をぐるりと一周した後、ドゥオモの上へ向かう。
バチカンで散々階段を登ったので、エレベーターって便利だなとベネチアに続き心から思う。実際はエレベーターを降りてから更にまた登るんだけどね。。
ミラノの街を一望できる景色と綿密な建物に感動しイタリアの様々な風景を見てきたことを感慨深く思い、しばらくの間そこを離れる事が出来なかった。

最後におなじみのリナシェンテで買い物をしてたら、レジで日本人の方が困ってると言うより、レジの方が困ってたので、どうしたのかな?と思ったら、セットで売っていたカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)を各1つずつ4色をバラでレジまで持ってきていたのでレジの方が「セット、セット」と言っていた。通じてないようなので「これは1色ずつの大きなセットみたいですよ」と伝えると、同じ色を何個も要らないと言って「止める」と『日本語』で言っていた。せめて『ごめんなさいキャンセルします』くらい言えよと思ったょ。

お腹がすいたので適当にバールへ入ってパスタを頼んだ。
食べ終わってまだ時間があったので冷たい飲み物を頼もうとしたら、アジア系のおじさんが『コールドカフィ?』って聞いてくれた!『YES!』って元気イッパイに答えたらにっこり笑って持ってきてくれた。やっと飲めたフローズンじゃないコーヒー。美味しかったよー。

トラムでホテルへ戻り荷物を受取って、柱の影でこの日買ったものをスーツケースに押し込んで、18:00の待ち合わせまで待つ。ミラノのお兄さんの会社の方が迎えに来てくれる約束だった。
ホテルから中央駅までタクシーで送ってくれて、空港行きのリムジンバスに乗せてくれて本当に至れり尽せりにしてくれた。
そしてまたタクシー代とバス代を渡しそびれた。。

空港でも一騒動。
チェックインしてからJALの係りの方にTAXFREE書類を見せて「これってどこで手続きできますか?」って聞いたら、チェックインする前に荷物を持って税関でスタンプを貰わなくちゃならないとの事。がーん。。
ま、なんとかなったから良かったよ。
免税店で最後の悪あがきをして帰国の途へ。。

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